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出会い

人類誕生の謎

この計算機を駆使すれば、模擬宇宙の開闢から終焉まで数時間で演算できる。
そして素数の並びと宇宙の創生が関係あるのかどうかの疑問は、数秒の演算
で求まるだろうと思われた。
通信担当クルーが思わず後ろ振り向くとそこには懐かしい・・・・・

・・・・もなみの姿があった。
いや 通信担当クルーは人類の救世主 もなみの気配を感じたのである。
若くして全能理論を完成させ人類の危機を回避させた もなみの偉業
人類の救世主として、低学年の教科書にも写真入りで紹介されていた。
そして子供たちは もなみに憧れその人気は他者を圧倒していた。

実際には ももこの心が時空を超えてそこにいたからであったが もなみは
ももこの分身同様
であるためクルーは もなみの気配を感じたのだ。

クルーは自分達に任された判断で任務を終えたとして帰還する事決めた。

太陽系から500光年先にある地球型惑星に行き、高度知的生命体と情報
を交換する計画が立案され旅立った日から地球時間500年経過していた。

しかし恒星間飛行用の光子ロケットエンジンを搭載し光速の98%の速度で
飛行する探査衛星内の時間の流れは、緩やかとなり僅か5年しか経過して
いない。
光子ロケットエンジン

探査衛星が5年後に地球に帰還したとしても更に500年経過している。
つまりクルーにとっては往復10年でも地球時間では1000年になる。

西暦3376年
この計画に参加したクルーの関係者と家族の全員が、再生医療と遺伝子
操作の恩恵により1000年後も変わらぬ姿で迎えてくれた。

とは言えこの措置は高額であるため、人類の10%しかこの恩恵にを受け
られていなかった。
もし同窓会を開催したなら10人中9人は先立った事実を知るだろう。

そのころの地球人類は30億人、周辺の衛星や惑星のコロニーに住む住人
が1億人を突破していた。
政治、経済の中核は人類連合体として米国西海岸に本拠地を定めていた。

クルーが帰還する15年前に計画の関係者と技術開発チームはシャッダイ
と称するETIからの贈り物(情報)を受けとり
数億テラバイトの情報を記憶する重水素原子メモリー素子と、1ピコ秒で
数億回の演算ができるCPUの試作品を完成させていた。
(1ピコ秒=0.000000000001秒)

そのCPUを多用した計算機を使って
模擬宇宙の開闢から現在までを演算することで、素数の並びと宇宙の創生
にどんな関係にあるのかの疑問を解いてみた。

その結果 原子核内の素粒子の波動と素数の並びを示す関数が完全に符合
する事実が確認されたが、なんとそれは遺伝子のDNA配列の関数と一致
するという新たな謎に直面したのだった。

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